こんばんは。

村竹です。

先月の構造のお話で現在長期優良住宅の申請のお仕事をいただいている工務店さんのところへ許容応力度計算のメリットについて説明に伺う書類を簡単にですが作成しました。

実際許容応力度計算を行うことはとてもいいことです。

数年前に起こった熊本地震でも耐震等級3の家は崩れていなかったことで、許容応力度計算に注目が集まってきたのも事実あると思います。

ただ前回書いた内容ですが、許容応力度計算とは、必要な材せい等を確認するために行う構造計算になります。

構造計算を行わない場合、木材を加工するプレカット工場が図面を書き、材せい等を任意に設定して木組みが決まります。

(構造計算を行う工場もありますので一概には言えませんが。)

許容応力度計算を行い作成した図面とプレカット工場にて作成された図面とでは梁の大きさが全然違います。

許容応力度計算の方が材せいは細くなります。

これはプレカット工場が『スパン表』を使って構造材を決定しているときがあるからです。

スパン表とは構造部材が安全に指示できる最大スパンを示した一覧表になります。

スパン表によって導き出された材せいは安全側に設計されるので太くなる傾向にあります。

しかし将来的な梁のたわみ(例えば2階の寝室の床が下がる)などを考慮すると、『許容応力度計算+スパン表による選定』が最も安全側の設計になるとも言えます。

ここが許容応力度計算のメリットです。

必要な梁せいを確認し、保険を掛けて1つ大きな材に変更する等、計算を行っているから検討が出来ます。

 

そういった内容のことをまとめた書類を作成し提案に伺います。

この物価高のご時世に機能を持ちつつ、予算を抑えられる住宅造りのお手伝いをしていけたらと思っています。

 

村竹